雲の彫刻神棚。手仕事による仕上がりの差はどれくらいか。

手作業の精度はどれくらい

木曽桧のモダン神棚の祈り雲は、
手仕事で仕上げられています。

「ひとつひとつに味がある」

というのは手仕事で生まれるものの良さでもありますが、同時に、その仕上がりの差も気になりますよね。
私もそうですが、
手仕事の品を購入する場合、
商品説明の写真どうりか心配になるものです。
「写真と違っていたらどうしよう」
と、ハンドメイド品に対して誰でも思う事だと思います。
祈り雲の場合
作り手としてはできるだけ実物そのままを感じれるような写真をアップしています。
祈り雲の販売サイトのページでは、
購入された方からのレビューがご覧いただけますが、
「想像どおりでした」という感想を頂くこともあります。
それでも、
「いつも写真と同じような品質に作れるのだろうか?」
という疑問が少し残る人もいるかと思います。
そこで、
その差がどれくらいかを理解していただければ、
より気持ちよく購入していただけると思い、
今回は、「手仕事の誤差はどれくらいか」について書いてみます。

これを説明するには写真で見比べて頂くのが一番。

というわけで、
下に、実際に販売しているものを並べました。
二つの完成品を比べる

今回の撮影のために形の似たものを選んだわけではありません。
作り置きしてあったものをランダムに選びました。
ので、だいたいこの範囲で仕上がると思ってください。


どうでしょうか?
意外にも大きな差がないのがお分かりかと思います。
職人にも色々なタイプがありますが、
私の場合、完成の「精度」には自信があります。
少し、時間がかかってしまうほうですが、
正確に形を決めることを得意としています。
鑿跡

近くで見ると、上の写真のとおり、手彫り特有の鑿の痕が無数についているのがわかります。
もちろん、この鑿の痕はどれ一つとして同じものはありません。
それゆえ手仕事で作られたものは世界でひとつです。
また、素材も自然のものですので、
同じ木曽桧であっても、木目や色合いは微妙な違いがあります。
仏像のように鑿の痕がなくなるほどツルッツルにすることはできます。
しかし、手作り感が薄れるので、
ほどほどのところでとどめています。
ツルツルの鑿の痕よりも、形を決めて、
スパッスパッと切った鑿の痕の方が、
清々しい感じがします。
今回は以上です。
商品写真には実物に忠実であること、
また、仕上がった形に個体差があまり出ないよう注意を払って制作しています。

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