桧について。また桧と木曽桧との違い。

桧ときそひのきについて

ホームページの至高の良材を使うでは、職人から見た木曽桧の魅力をでご紹介しています。
上記のページでは、「作り手目線」に偏りがちなところもあると思いますので、
この記事では、より一般的な事を書きたいと思います。
まず、桧(木曽桧を含む)とは何かについて。


桧が育つ場所

天然の桧は国内では、福島県を北限として九州の南端屋久島まで広く分布しています。
耐えられる寒さに限界があるようで、福島県が北端です。
それ以上北に行くと、針葉樹では杉やヒバが育っています。

桧は寒いところで長い年月かけて育つことで木曽桧のように目の詰まった良い木材になります。
江戸時代には、「檜一本首一つ」と言って、木曽檜を勝手に伐採したら打ち首に処されたほど、珍重されていました。
樹齢300年を越える桧は木曽に集中しています。
その森は今でも、国によって管理されていて、一般人は入っていけません。

「桧」と「檜」の違いは?

桧はよく「檜」とも表記されます。
2つの文字の正しい使い分けはというと、
木材を扱うの専門の方々の間では、
植林材を「桧」と書き、天然のものを「檜」と書くと聞いたことがあるのですが、実際のところはっきりとは決まっていないようで、認識がバラバラです。

祈り雲は、天然材のみを使用しているので、
「檜」と書いた方が高級感が出るのですが、
読みやすく親しみのあるのは「桧」の方である事と、
決まっていないだけに、人それぞれの認識の違いによるトラブルを避けるため、
無難に全て「桧」か「ひのき」と表記してます。
というわけで、「桧」と「檜」の区別はわりと曖昧です。

国内での桧の歴史

日本では桧は、縄文時代から使われはじめました。
弥生時代になると、鉄の技術が入ってきて、
それと同時に、農具を始めとし、さまざまな道具が作られました。
鉋(カンナ)や鑿などの大工道具の普及によって、
加工性の良い桧は、日本中で使われました。
用途は建築・仏像・建具・組子細工・指物・桶などきりがなく、
桧は日本の文化と切っても切れない関係にある木です。
法隆寺も桧でできている
近代に入っても、木目がまっすぐな桧は、建材としても有用であるため、戦後の高度経済成長期には、需要が急拡大し集中的に造林が行われました。
建材と言えばこの桧か杉で、民家は殆どが桧か杉で作られました。

しかしその後、日本の経済成長や円高が影響して、外国から安く輸入をするようになり、せっかく植えた杉や桧が十分に活用さず、放置されてしまうところも出てきました。

花粉症の原因は、杉がたくさん植林されたからというだけでなく、国産材が売れなくなった事によって伐採されず、花粉を多く出す樹齢30年以上の木が増えてしまった事も原因の一つです。

また、針葉樹は根が浅いため、杉や桧が植林された斜面などは、大雨などで地面が緩むと、崩れやすい欠点があります。
地方の田舎に行くと、斜面が崩れたままの無残な景色をよく見かけますが、それはだいたい杉や桧の森です。

木曽桧と他の桧との違い

木曽桧は他の桧と、樹種は同じです。
材質に違いをもたらすのは育った環境です。
木曽桧の場合、寒さの厳しい環境の中で、少しづつ成長することで、目の詰まった木材にになります。
木曽桧の樹皮
細かく言うと、木曽桧は、普通の桧と比べ木目以外にも違いが色々あります。
言葉にするのは難しいですが、木材としての風格というか、昔の人々が珍重してきたのも頷ける、そんな木です。
香りも、鼻を突くものがなく、何となくまろやかなんですね。
人間と同じで、長い年月の中で角が取れていくんでしょうか。
機会があれば、木曽桧の無垢の板材や木工品を触って確かめてみてください。
木曽桧について色々知りたい方は、下記のリンクなどを参考にして下さい。
木材や森林専門のサイトで、内容は充実しています。
国産材総合情報館
中部森林管理局
以上、今回は彫刻モダン神棚の素材「桧」についてでした。

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