前回作った試作をより進化させ、設置方法にもひと工夫を加えてみました。
二枚重ねにすることで、従来の祈り雲よりボリューム感とかたちの奥行きが出ています。
設置は石膏ボード用のピンを使って専用の木製フックを固定します。
壁面が木の場合も木ねじを使ってとめることができます。
今回採用した木製フックは、3本が間隔をもって刺さるため、外した後の設置跡が目立たなくなっています。
そして、それぞれの細ピンが斜めに壁に刺さることで、上からの負荷に強く、安定感も増しています。
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前の彫りと後ろの彫りの二つにわけて彫り、オニ目ナットという家具にも使われる丈夫な連結金具で組まれています。
制作では、貫通した穴の側面を削ることが多く、身体ごと斜めに傾けてグイッ切る感じが多いので、普段とはちがう体の使い方をします。
木彫刻は気が付かないうちに、一ヵ所の筋肉だけを酷使しがちで、
ふだんあまり使っていない筋肉にそれをやってしまうと痛くなります。
特に冬で体が硬くなっている今の時期などは、変に頑張ると翌日にしんどい思いををするので、ゆるーくやっています。
加えて、ストレッチなどこまめなケアを心掛けています。
これも個人差があって、どんなやり方をしても全く大丈夫な人もいて、
昔は、そういう人たちを羨ましいなぁと思っていましたが、
ケアをするのもちょうどいい息抜きになるなぁ、と最近は思うようになりました。
というわけで、また少し進化した祈り雲の紹介でした。