木製品が凹んでしまった時の応急処置について

 


木曽桧を含む"桧"は軽く柔らかい樹種の一つです。

うっかり落としてしまった時はもちろんの事、

グッと爪を立てただけでも小さく凹みます。


というわけで今回は、

"もし凹んでしまった時の応急処置"

について書いてみました。


※今回は、塗装した木製品ではなく、祈り雲のように無塗装の無垢の木製品について書いています。


【へこみを直す方法1】

もっとも簡単な方法は、水をつけることです。

へこんだ部分にだけちょんとしみ込ませるだけで、

へこみ具合によっては、何もなかったかのように元に戻ります。

(水に色がついていたり、汚れていると逆にシミになるので気を付けてください)

木曽桧の端材の形を整えてから実験してみました。↓↓

写真のように、ほとんど凹ませる前の状態にまで戻ります。

若干、白い感じにはなりますが、軽くコツンと凹んだ程度なら、水をつける事でかなり修復できます。

【へこみを直す方法2】

どうしてもきれいにしたいが、水をつけるだけでは戻らない、という場合は、

すこし削るという方法があります。

しかし、何年も使っている木製品の場合、わずかに日焼けしていますので、削った部分だけが明るい色になってしまうという欠点があります。

そこで、ご家庭にあるコーヒーや紅茶などを明るい部分に塗って、色を馴染ませるという方法がありますが、完全に分からなくなるほど同じ色になる事はまずありません。

なので、よっぽどでない限り、削るのはお勧めしません。


【まとめ】

とりあえずでしたが、知っている方法を紹介してみました。

調べれば、もっといい方法があるかも知れません。

いずれにしても、木に限らず、車でも何でも凹ますと直すのに手間がかかるものなので、凹ませないように丁寧に扱うのが大切ですね。


今回は、無塗装の桧のへこみの治し方についてでした。