祈り雲は、設置後に見える部分に節のあるものや、黒い筋が入っているものを"節あり品"または"訳あり品"として販売しています。
一般的な感覚では、節ありも節無しも木は木で、あまり関係がないという事は分かってはいるのですが、職人的には、心に引っかかるものがあり、正規品と同じ価格ではなく、すこしお求めやすい価格で提供させて頂いています。
"訳あり・節あり品"は、より"木らしさ"があるということで、逆に好まれる方もいますが、いつ出るかは決まっていません。
節や黒筋は偶然入ってしまうものです。
製材された板材の表面に見える節の断面の形から、その節が材の中でどんな形でどの方向に伸びているかが大体わかります。
その節を避けるようにして、うまく小分けにして、大まかな形に切っていくのが"木取り"という工程です。
余裕を持って木取りさえすれば、節を完全に省くことはできますが、無駄のないギリギリの木取りにこだわりすぎると、節が入ってしまうことがあります。
以前は、材料ロス削減の観点からなのか、かなりギリギリのところで切っていていたため、頻繁に節あり品を出していました。
黒筋に関しては、製材した木材の表面からは見えなくても、木取りをしたら出てきたという事もあるので、今後も出るかと思います。
ちなみに"節あり品"や"訳あり品"はホームページでは販売しておらず、minneの販売ページで出品させて頂いています。
出品の時期等は決まっていませんので、節あり品をお求めの方は、こまめにチェックしてみてください。
簡単にですが、今回は、"節あり・訳あり品"のことについて書いてみました。